はじめに
筆者はこの度、人生初クラブフィッティングしてきました。フィッティング料金だけで1万円かかったのですが、今となっては「1万円でこんなに変わるなら、早く行っておけばよかった(泣)!」と考えています。
筆者は平均90台のアベレージゴルファーですが、同じぐらいスコアの方であれば、いますぐ迷わずに一度フィッティングすることをオススメします!
筆者のフィッティング体験をレポートしていますので、フィッティング行くべきかどうか悩んでいる方、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
フィッティングを受けるきっかけ
きっかけは競技ゴルフの同伴者との会話でした。彼らは道具、特にボールとシャフトについての会話が多いです。「弘法筆を選ばず」という言葉とは反対に、道具へのこだわりが上級者ほど強かったのが印象的でした。
ある競技で、筆者のドライバーのスイングを見た同伴者から「ドライバーのシャフトがすごいしなって、飛距離が出てますね」という何気ない言葉が気になっていました。私は飛距離は出るものの左右どちらにも大きく曲がってしまう悩みを抱えており、「しなりすぎているのでは?」という疑念をいだいたきっかけとなりました。
これがきっかけで、ゴルフ人生で初めて本気でクラブ(シャフト)フィッティグを考えたのでした。遅かったな(泣)
本気なら断然有料の非メーカーフィッティングがオススメ!
PINGなどのメーカーでのフィッティングか、それともゴルフパートナーなどのゴルフショップでのフィッティングか、どちらで受けるかについても悩みました。
メーカーでは無料でフィッティングが受けられることが多いですが、フィッティング製品は新品でそのメーカーの製品に限られてしまうことを危惧しました。
一方、ゴルフショップであればメーカーに偏りがなく、幅広いスペックから選ぶことができます。また有料であれば、店側はクラブを無理に売る必要がないので、より中立・客観的な意見を得ることができるというメリットがあります。
結果的に筆者はゴルフパートナーのクラブフィッティング専門店↓を選びました。
フィッティング料金だけで1万円したのですが、その価値は十分にあったと感じます。フィッティングを通じてクラブに対する知識が深まり、コースでのプレーに集中できるようになりました。また、フィッティングしていないクラブでもショットが向上し、コースでのプレーが楽しくなりました。
ゴルフパートナーのフィッティング
ドライバーのシャフトフィッティグを予約して店舗を訪問すると、最初に5分ほど悩みのヒアリングがありました。
「飛距離は出るが左右に曲がる」「左も右もどちらもある」「ダウンスイングからインパクトにかけて先端のヘッドが揺れる感じがいや」「ドライバーだけ手加減して振っているのがいや」ということを伝えました。
ヒアリングのあとは最初にアイアンを20球ほど打つことで体を温め、スイングを見てもらいました。
スイングを見てもらったあと、自身には「手元調子があう」と判断されたようです。フィッターの方が手元調子のシャフトを3本選び、それぞれ3球ほど打ちました。フィッティングでは1,2球の試打で合う合わないの判断をしていきます。人間は無意識のうちに打ち方を調整して、すぐにある程度打てるようになってしまうからのようです。
どれも良かったのですが、結果的には実際にスイングした際の手で感じるヘッド挙動のフィーリングが一番理想のイメージに近かった3本目を選びました。最初の2本も曲がり幅は小さかったのですが、左右どちらにも曲がっていました。3本目だけが曲がる幅が小さく、曲がる方向も統一されていました。結果的に各種数値(ボールスピード、打ち出し角、スピン量など)も一番良かったです。
ほかにも、あえて自身には合わないと思われる特性のシャフト(先調子)なども打たせてもらい、シャフトによる違いを実感することができました。
早くフィッティングに行けばよかったと思った理由
すべてのクラブでコースで自信を持って振り切れるようになった
フィッティングして思わぬ収穫だったのが、フィッティングしていないドライバー意外のクラブも自信を持ってスイングすることができるようになったことです。
時間が余ったため他のクラブについてもフィッターの方に聞くことができ、アイアンとウッドに関しては今のセッティングで問題ないという意見をもらいました。
特にアイアンとウッドは課題に感じていることはなかったのですが、信頼するプロのフィッターから「あっている」と客観的な意見をもらうことで、それまで以上に振り切れるようになったのです。
結果的に飛距離も伸びた
ドライバーの左右の方向性の安定性を求めてフィンティングして新しいシャフトを選んだのですが、結果的に飛距離が伸びました。
それまで使用していたシャフトはダブルキックの60g台のSフレックス。
それに対して新しいシャフトは、大型ヘッドのドライバーに最適化された先端が硬い元調子の60g台のXフレックスでした。Xなのでしなりが少なくなり飛距離は落ちるだろうと思ったのですが、逆に20Yもキャリーで伸びたのです。
本当にゴルフは自分にあった道具を使うことが大事だと感じた瞬間でした。
自身のゴルフクラブ、ゴルフスイングに対する理解が深まる
なぜXにしたことで飛距離が伸びたのか理由を理解するまでには至っていませんが、確実に今回のフィッティングによりクラブに対する理解が深まりました。
そしてゴルフスイングに対する考え方も変わりました。自分がこのクラブヘッドとシャフトを振ると、どういうしなり方・ヘッドの挙動をするのかをイメージようになりました。
ゴルフクラブは一見すると全く形が変わらない硬い棒のように見えますが、実際にスイングしている最中は大きくしなっており、その挙動・タイミングがボールの行方やスピンに大きく影響するということは知っていたつもりですが、今回より深く理解できた気がしました。
いまではゴルフクラブに対するイメージが、「形の変わらない棒」から、「先端に重い物体のついた柔らかい棒」のイメージになっています。
これはやはり様々なセッティングを試すことで理解が深まるのだと思います。シャフトの硬さ、調子、ヘッドの重さ・重心位置、スイングする人の体格、可動域、さまざまな要素でクラブ・ヘッド軌道が決まっていると。いままで頭では理解しているつもりでしたが、今回、ゴルフパートナーでさまざまなセッティングを試して、結果を見ることで体で理解することが大事だと強く感じました。
最後に
何回も言いましたがフィッティング料1万円の価値は十分にあったと感じています。なによりゴルフクラブやスイングに関する知見が深まったのがなによりの収穫でした。
みなさんもぜひゴルフパートナーのクラブフィッティングを体験してみてください!
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