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【厳選!エリア別】初めての競技ゴルフで覚えておくべきルールと措置

ゴルフ

はじめての競技ゴルフ参加を考えている方の最大の不安の一つが「ルール・措置をしっかり全部おぼえきれてない(泣)」ではないでしょうか。

ある程度の仲間内でのラウンド経験を積み、ゴルフのルールはだいたいわかっているつもりでも、競技で正しく措置できるか不安な方が多いのではないでしょうか。

ただ実際のところ、ゴルフには様々なルールがありますが、通常のプレーの範囲の中で覚えておくべきルール・措置は全体のほんの一部です。(プロや上級者でもレアなケースは必ず競技委員に確認をします)
普通にプレーしていて、高頻度で必要になるルール・措置だけしっかり覚えておけば、競技ゴルフに出場することは全く問題ないのです。

そこで今回は、筆者が実際に競技にはじめて出場するときに「これだけは覚えておかなきゃヤバい」と必死で覚えた厳選ルール・措置をエリア別※に整理してお伝えします。(実際競技ゴルフに出場したところ、これだけ覚えておけば全く問題になることはありませんでした。)

この記事を見れば、「同伴競技者に極力迷惑をかけず」「プレーファーストのために望ましい措置を選択」するために最低限押さえておくべきルールを知ることができますので、興味のある方はぜひ最後まで読んで参考にしてください。

※ゴルフのルールはコースを5つのエリアに分類します。ルールをエリア別に認識することで、網羅的に覚えることができます。

順番に紹介していきますね。

①ティーイングエリア

ご存知のとおりティーアップできる場所です。正確にはティーマーカーから2クラブレングス後方までの長方形のエリアのことを指します。

ティーショットがOBに入った(OBの可能性がある)

ティーイングエリアでもっとも頻度高く発生する措置が必要なケースでしょう。

OBが少しでも疑われるときは、迷わずに暫定球を宣言して打ちましょう。1球目と区別できるように、ボールの番号を必ず同伴者に宣言して暫定球を3打目として打ちます。

落下地点が見えずにOBかどうか分からないときも、少しでもOBの可能性があるときは必ず暫定球を打つようにしましょう。落下地点まで見に行って「やはりOBだった」ということになると、またティーイングエリアまで戻ることになり、プレー遅延の大きな要因となります。

もし1球目がセーフであれば当然、ノーペナルティです。

ティーショットが林や深いラフの方向にいった(ロストボールの可能性がある)

打球が林や深いラフの方向に飛んでロストボールになる可能性があるとき、迷わず暫定球を打ちましょう。(見えない池の方向に飛んで、池に入ったかどうか確認できないときも)

※もし暫定球を打たずにロストボール(3分探しても見つからない)になると、OBと同じく前の打球位置に戻って打たなければなりません。プレー遅延を避けるために、OBだけでなくロストの可能性があるときも遠慮せずに暫定球を打ちましょう。

②ジェネラルエリア

いわゆるラフやフェアウェイと呼ばれるエリアです。花道やグリーンカラーも含まれます。

動かせない障害物で打てない(打ちづらい)

動かせない障害物とは、主に下記が該当します。

カート道路、舗装道路、排水溝のふた、側溝、スプリンクラー、立木の支柱、橋、コースを仕切る金網や柵

これらがプレーに影響する場合は、無罰で救済が受けられます。

ニアレストポイント※を決めて、ホールに近づかないように1クラブレングス以内にドロップします。

※二アレストポイントとは、「障害がなくなる、元のボール位置から最も近い場所」のことです。(参考リンク:救済のニヤレストポイント

救済は必ず受けなくてはいけないものではないので、救済を受けずにそのまま打つこともできます。(カート道に球が止まっているときに、救済を受けると斜面がきつくなってしまうなど)

動かせる障害物(バンカーレーキなど)がプレーの妨げになる

動かせる障害物は主に下記です。

バンカーレーキ、距離表示杭、赤杭、黄杭、青杭など

これらがプレーの妨げになるときは、無罰で取り除くことができます

よくあるケースとして、ボールがバンカーレーキなど(動かせる障害物)にくっついて止まっていることがあります。このときは無罰でボールを拾い上げ、障害物を取り除いたあと、球があった場所にドロップすることができます。(グリーンならプレース)

注意】OB杭(白杭)は動かせる障害ではないので、スイングの妨げになる場合でも抜いたり動かしたりすることができません抜くと2打罰となりますので気をつけてください。スイングの妨げになる場合でもそのまま打つこともできますが、アンプレアブルを宣言して1打罰で救済を受けるのが無難でしょう。

ボールが地面に食い込んでしまった

ジェネラルエリアにボールが食い込んでしまった場合※は、無罰で救済措置が受けられます。
※食い込んでしまった状態とは、地面(土)の高さよりボールの一部が下にある状態です。

措置:ボールを拾い上げて、1クラブレングス以内にドロップ(このときボールについた泥を拭くことができます)

プレースではなくドロップなので注意しましょう。

③バンカー

バンカー内ではソールしてはいけません。(2打罰)

ルースインペディメント(葉っぱ、小石など)が邪魔で打てない

ルースインペディメントとは↓のような自然物のことです。

石、枯れ葉、木の枝、動物のフン

2019年改正の新ルールから、バンカーでもルースインペディメントは無罰で取り除くことができるようになりました。(当然ジェネラルエリアでもルースインディメントは無罰で取り除くことができます)

注意:ルースインペディメントを取り除くときに、ボールを動かしてしまうと1打罰(リプレース)になるので注意しましょう。ボールを動かしてしまいそうなときは、諦めてルースインペディメントはそのままにして打ちましょう。

④ペナルティーエリア

赤杭、赤線、黄杭、黄線などで区切られた領域をペナルティーエリアと定義されています。(以前はウォーターハザードという表現だった領域が含まれています)

バンカーとは異なり、ソールすることが可能です。

ペナルティエリアは2つに分類され、
レッドペナルティエリア(赤杭、赤線)とイエローペナルティエリア(黄杭、黄線)があります。

2つのペナルティエリアの違いは、レッドペナルティエリアには救済措置の選択肢がイエローペナルティエリアより1つ多いところです。
この違いをしっかりと理解しておけば、プレー中に措置で迷うことはないでしょう。

イエローペナルティエリアに球が入った

打てるなら無罰で打つことが可能です。打つのが難しい状況の場合は「打球がペナルティエリアの限界線を最後に横切った地点」と「ホール」を結んだ線の後方線上から左右1クラブの場所に1打罰でドロップできます。

1打罰で前の打球位置から打ち直すことも可能ですが、進行遅延の大きな要因とります。同伴競技者やプレーヤー自身双方のためにも、打ち直しの措置は極力避けるのが望しいのではないでしょうか)

レッドペナルティエリアに球が入った

レッドペナルティエリアの場合は、イエローペナルティエリアに入った場合の措置の選択肢に加えて、「打球がペナルティエリアの限界線を最後に横切った地点」からホールに近づかない2クラブレングス以内にドロップすることもできます。※

この場合は1クラブではなく2クラブの救済が受けられるので覚えておきましょう。

「レッドとイエローどちらのほうが措置が多いのだけ?」と忘れてしまいそうな方は「レッド(赤)のほうが危険だから、その分救済措置が多い」とイメージするのが覚えやすいのではないでしょうか。

サブグリーンにボールが乗った

こちらも頻繁に発生するケースですね。芝の保護を目的に、サブグリーンではプレーが禁止されているゴルフ場がほとんどと思います。

ニアレストポイントを決めて1クラブの範囲にドロップ(無罰)します。

二アレストポイントを決めるときは、目の錯覚などで間違えた場所に決めてしまう可能性があるので、毎回同伴競技者に確認してもらうのがよいでしょう

⑤グリーン

カラーとグリーンの縁に止まった

ボールが少しでもグリーン面に触れていれば、グリーンに乗ったとしてマークしてボールを拾いあげることができます(ボールがカラーの芝に触れていても大丈夫です)。このときカラーにマークすることになっても問題ありません。

その他(エリア共通)

最後に5つのエリアで共通する項目について紹介します。

アンプレヤブル

ペナルティエリアを除くエリアで、まともにプレーができないと思う場合はいつでもアンプレヤブル(プレー不可)とみなし、1打罰を加えて下記4つの方法から選択して処置できます。

①球のあった地点から2クラブレングス以内にドロップ(バンカー内に球がある場合は、バンカー内にドロップ)
②球とホールを結んだ後方延長線上にドロップ
③前打位置に戻ってドロップ
④(バンカー内に球がある場合)さらに1打罰を加え、球とホールを結んだ後方延長線上バンカー外にドロップ

距離測定器(レーザー、GPS)は高低差情報がなければ使って良い

新ルールになって、高低差情報がなければ距離測定器は公式競技でも利用が可能になりました。

ただ、試合によっては距離測定器の使用を禁止している場合があったり、この機能はOKだけどこの機能はNGというケースもあるようなので、必ず事前に競技委員に問い合わせて自身の距離計が使えるのか確認することをオススメします。

最後に

いかがだったでしょうか。今回は「初めての競技ゴルフで覚えておくべきルール」を厳選してお伝えしました。

普段のラウンドから正しい措置を実践して、この記事で紹介した措置を確実にできるようになれば、競技出場にあたっては不安になる必要は全く無いです。細かいルールは実際に競技にでて覚えていきましょう!

競技ゴルフを考えている方に少しでも参考になれば嬉しいです!ではではー。

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